大事な手紙をポストに入れた直後に、「切手を貼っていない」と気づくことがあります。
履歴書や招待状、期限のある書類だと、どうすればいいのか分からず焦ってしまいますよね。
この記事では、切手を貼り忘れて投函したときにまず確認すること、郵便局へ依頼できる手続き、戻ってきた郵便物を送り直す手順を順番に整理します。
切手を貼り忘れて投函したときは、ポストに書かれている担当郵便局へできるだけ早く連絡します。
差し出した郵便物は「取戻請求」という手続きで取り戻せる場合があり、手数料は請求する場所とタイミングで変わります。発送準備が終わる前に差出郵便局へ請求できれば無料です。
手続きができるのは差出人で、受取人からは請求できません。期限がある郵便物は、取り戻しを待つより、相手へ連絡してから新しい封筒で送り直すほうが確実です。
まず確認すること
気づいたらすぐに、次の3つを確認してください。
投函したポストの場所と、ポストに書かれた担当郵便局名
ポストに書かれている次の取集時刻
投函した時刻
日本郵便では、ポストに誤って入れてしまった場合、ポストに記載されている担当の郵便局へ連絡するよう案内されています。
ポストを離れてしまった場合も、場所が分かれば連絡できます。近くの目印や建物名を一緒に伝えると、郵便局側が特定しやすくなります。
投函後に取り戻したいときの手続き

差し出したあとで、あて名の間違いや書き忘れなどに気づいた場合は、「あて名・あて先変更」または「取戻請求」の手続きができます。
連絡先は、差し出した郵便局または最寄りの集配郵便局です。
手数料の目安
手数料は、いつ・どこへ請求するかで変わります。
差出郵便局で、配達前または発送準備完了前にその郵便局へ請求したとき:無料
配達を担当する郵便局へ請求したとき:550円
それ以外のとき:750円
つまり、気づいてすぐ動けるかどうかで負担が変わります。まだ郵便物が動いていない段階なら、手数料がかからない可能性があります。
手続きできるのは差出人だけ
この手続きは、受取人からは請求できません。
家族が投函したものを取り戻したい場合も、まずは差し出した本人と一緒に、担当の郵便局へ相談してください。窓口で必要になるものは局によって案内が異なるため、電話で確認してから向かうと二度手間になりません。
取り戻せなかったときはどうなる

すでに郵便物が処理に乗ってしまうと、取り出せないことがあります。
料金が不足している郵便物については、日本郵便が次の3つの扱いを案内しています。
受取人に届く前に差出人へ返送される
受取人に届いて、不足額を支払ってもらう
受取人が不在、または支払いを拒否した場合は差出人へ返送される
切手を貼っていない場合も、料金が納められていない郵便物として扱われるため、この流れになると考えておくとよいでしょう。
受取人に不足分を負担させるのは、金額が小さくても失礼になります。だからこそ、気づいた時点で郵便局へ連絡することが大切です。
差出人の記載がないと戻ってこないことがある
封筒に差出人の住所と氏名が書かれていない場合、返送する先が分かりません。
郵便局は中身を確認できないため、封筒の外側に書かれた情報だけで判断されます。大切な郵便物には、必ず差出人を書く習慣をつけておくと安心です。
戻ってくるまでの日数は、郵便物の状況や地域、時期によって変わります。年末年始などの繁忙期は時間がかかることもあるため、日数が読めない前提で動きましょう。
戻ってきた郵便物を送り直す手順

返還された郵便物は、そのまま送り直せます。日本郵便が案内している再差出の手順は次のとおりです。
- 郵便局から返された理由が書かれている欄を、二重線で消す
- 必要な場合は、正しいあて先・住所・氏名を書き直す
- 表面の見やすい場所に、赤い文字で「再差出」と書く
- あらためて切手を貼って差し出す
封筒が濡れたり破れたりしている場合は、無理に使わず新しい封筒に入れ替えるほうが印象がよくなります。
なお、郵便局側の手違いで返還された場合は、その事業所へ連絡すると無料で配達されると案内されています。
送り直すときの料金

古い切手を貼ったままだと、料金が足りないことがあります。貼り直す前に、現在の料金を確認しておきましょう。
定形郵便物(50g以内):110円
はがき:85円
往復はがき:170円
定形外郵便物・規格内(50g以内):140円
定形外郵便物・規格内(100g以内):180円
手元に84円や63円などの古い切手がある場合は、不足分の切手を足して使えます。
厚みが出た封筒や、書類を追加して重くなった場合は、料金が変わることがあります。重さが微妙なときは、窓口で計量してもらうのが確実です。
期限がある郵便物のときの動き方

履歴書、申込書、招待状のように締切がある郵便物は、取り戻しを待つ時間がもったいないことがあります。
次の順番で考えると、判断しやすくなります。
- 担当の郵便局へ連絡し、取り戻せる可能性があるかを確認する
- 同時に、受取人へ電話やメールで事情を伝える
- 間に合わないと判断したら、新しい封筒で作り直して送る
- 急ぐ場合は、速達や記録が残るサービスを使う
- 郵便局の窓口から差し出し、料金をその場で確認する
受取人への連絡は、早いほど印象がよくなります。「切手を貼り忘れてしまいました。すぐに送り直します」と、事実と対応をあわせて伝えれば十分です。
貼り忘れを防ぐチェックリスト

投函前に、次の4点を確認する習慣をつけると、同じミスを減らせます。
あて先の住所、氏名、郵便番号、部屋番号が正しいか
差出人の住所と氏名を書いたか
切手を貼ったか、金額は足りているか
封をしっかり閉じたか
招待状のように何通もまとめて用意するときは、返信用封筒の切手が特に忘れやすい部分です。宛名書き、封入、切手貼りを工程ごとに分けて進めると、抜けに気づきやすくなります。
よくある質問

投函した直後なら、必ず取り戻せますか
必ず取り戻せるとは限りません。
取戻請求はできますが、郵便物がすでに発送準備を終えていたり、配達に向かっていたりすると、その場で取り出せないことがあります。まずは担当の郵便局へ連絡し、状況を確認してください。
取り戻しには費用がかかりますか
請求する場所とタイミングによって変わります。
差出郵便局で発送準備完了前に請求できれば無料、配達を担当する郵便局へ請求する場合は550円、それ以外は750円が目安です。
受取人が代わりに手続きできますか
できません。
あて名変更や取戻請求は、受取人からは請求できないと案内されています。差し出した本人が、差し出した郵便局または最寄りの集配郵便局へ相談してください。
戻ってきた封筒はそのまま使えますか
返された理由の記載を二重線で消し、赤字で「再差出」と書き、切手を貼れば送り直せます。
ただし、封筒が汚れていたり破れていたりする場合や、あらたまった相手へ送る場合は、新しい封筒に入れ替えるほうが安心です。
古い切手は使えますか
額面はそのまま有効なので、不足分の切手を足せば使えます。
定形郵便物は50g以内で110円のため、84円切手を使う場合は不足分を追加してください。
まとめ

切手を貼り忘れて投函したときは、ポストに書かれている担当郵便局へすぐ連絡することが最初の一歩です。
差し出したあとでも取戻請求ができ、発送準備完了前に差出郵便局へ請求できれば手数料はかかりません。手続きができるのは差出人だけなので、受取人に依頼はできません。
取り戻せなかった場合は、差出人へ返送されるか、受取人に不足額の支払いが発生することがあります。封筒に差出人の住所と氏名を書いておくと、戻ってくる可能性が高くなります。
戻ってきた郵便物は、返還理由を二重線で消し、赤字で「再差出」と書いて切手を貼れば送り直せます。期限がある郵便物は、待つより早めに相手へ連絡し、新しい封筒で送り直すほうが確実です。
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